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理系私大生(兄)と公立中高一貫中3(妹)と腐れヲタの母。今日ものほほんと生きてます。

by ota_haha
【ここまでのお話】
8月→数学の得点率3%という驚愕の模試結果を懇談で突きつけられ、担任に
「全国どこか探せば行ける大学はあるかもしれませんが」
と投げやりに言われる。

10月→勉強している、と言いながら定期的にラノベを買っている事がバレる。


そんなこんなで11月の公募制推薦入試の時期を迎えた。
難易度はそれほどでもないが最近評価を上げているA大学、中堅校のB大学を受験。A大学はともかくB大学は無理かもしれない、と思った。塾からは世間で言う所の所謂Fラン大学もいくつか勧められていたが正直大学と名がつけばどこでもいいとか思ってはいない。親子ともに『合格したら行ってもいいと思える』という観点で受験したのがこの2つであった。

結果的にはどちらも合格。英語と数学のみで受験できるため英語が得意というのが有利に働いた。コレで浪人も回避され、あとはセンター試験と私立大学一般入試、国公立大二次試験だ。そう、まずはセンター試験。センター試験。

………国公立受験の第一関門、センター試験である

だがしかし!
とりあえず今までの模試では点が取れない。本人の話では調子が良くて7割、通常は6割取れるかどうか、だという。正月も勿論返上で頑張った、筈なのだ。もしもセンターでそれなりに得点出来た時の事を考え、私学の一般入試出願時にセンターのみで判断してくれる方式も一つだけ組み込む。それなりに準備もした、いざセンター試験!

2日間の試験の後、自己採点をした結果をセンターリサーチというやつで判定してもらいそれによって担任と面談して志望校が決定する流れとなるそうだ、知らんけど。

自己採点の詳細な結果は教えてはもらえなかった。が、想像以上にひどい結果であったらしい。軽く落ち込みを見せるものの落ち込むより前に国立前期試験に向けて勉強するしかない。

そしてセンターからおよそ1週間後、判定結果が出たとのことで担任と二者面談を行った。直後、明らかにおかしなメールが送られてくる。
推薦入試とセンターとやっぱり怒れる母。_e0366202_11551132.jpg
だいたいの事情は飲み込めた。志望校に到底届くような成績ではないから、と地方の国公立を勧められたのだろう。
夕方本人に直接事情を聞けば案の定志望校は「絶対無理」、某地方公立大学ならなんとか行けるのではないか、と言われたそうである。

はい、ここでおさらい。
「全国どこか探せば行ける大学はあるかも」
夏の懇談で担任は言い放った。
それに対し母は
「全国から行ける大学を探してまで行かせる気はない。学費を出す価値のある大学に行けないのなら就職か自衛隊にでも入れる!」
と高らかに宣言した。
大学教育のレベルに達していない教育(と呼んでいいのか)を行う所謂Fランと呼ばれる大学が一定数存在する。大学卒業資格を得たいだけなら自由にすればいい。ただ私は『大学と名のつく所を出てくれたら』などと微塵も思ってない。学費を出す値打ちのない大学には行かせない。そういう親の意思を表明した(つもりだった)。勿論本人もどこでもいい、などと思ってはいない。

更にもうひとつ。
高校の方は一応『国公立進学コース』所属であるためか基本国公立を推したい。そのためか昨年は某地方国立大学から先生を招いて講演会を行った。


「自宅から私立大学に通うのと一人暮らしして地方国公立大学に通うのとでは費用的にほぼ差はありません」

地方国立大の先生はそう仰った。
バイトの収入、親の仕送り、国公立大の学費、様々なデータを総合的に見ると確かに同じくらい。データ上はね。

この話にずっと違和感があった。
地方でもこっちと同じようにバイトは見つかるのか?そもそも理系はバイトする時間あるのか?食費だってうちみたいなよく食べる子と少食の子では随分違う。楽観的なデータばかりを見せられて「あら、地方もいいじゃない♩」なんて呑気に思うほどこっちも素直じゃない。
地元に戻って就職にしても活動するのに宿泊費がいらない(交通費いるやんけ!)とか、学生一人当たりの教員数が多い(教員の質、大丈夫?)とか、とにかく地方でもなんの問題も心配もいらないアピールが過剰。いやいや、そんなわけないやんけ!

担任と面談後のお兄さんはとにかく落ち込んでいた。
こっちで既に大学を押さえている状態で全く考慮になかった地方を勧められた事、それに伴う一人暮らしを思うと『京都から出たくない』を公言する彼に心理的ダメージを与えるのは十分すぎる。

第一志望は相当難しい。「行きたいならクラスで10番以内に入れ」と当初から言われていたのに10番どころかクラスのビリ争い筆頭だったのだ。正直無理ゲーだというのは本人百も承知の上で、それでも第一志望を貫きたいしダメなら推薦で押さえている大学に行く気持ちでいる。
…ていうか。

その為に推薦入試を受けたんじゃなかったのか?

わざわざ推薦入試を受けて入学金払い込んで、単なる安心感を得る為だけの事だったのか?だったら入学金返せやコラ💢

直近の保護者説明会では
「センターリサーチでAかB判定をお勧めする」とのことだった。
それ以下の判定でも合格出来ないことはないが、あるラインからガクッと合格率が下がる、そしてE判定はほぼほぼ壊滅。
そりゃそうだ。より判定が良い方が合格率が高いのは当たり前、そして合格してくれれば
『学校としても合格実績として計上できる』
というわけだよね。
『国公立進学』を謳っているコースなんだから、国公立に進学させてナンボなわけだ。そして彼らは『国公立進学』を希望して入学してきたわけだよ。

うーん。
国公立の二次試験1カ月前にして初めて名前を知った地方の大学。そこならなんとか通ります、と言われてもまず本人の意向と合致してない。基本引きこもり、自宅から通学できる範囲しかアホのくせに考慮になかったのだ。コレを機会に一人暮らしを!と前向きになれる性格でもない。

本人が希望していない大学に『受かる確率が高い』という理由だけで受験して、本人が希望していない一人暮らしをしろ、と?
ソレで彼は幸せになれると思うか?

推薦で合格したB大学だって本人はオープンキャンパスすら行っていないが、ホームページやパンフレットを確認し比較検討した。「他がダメならここへ行く」という気でいる。いいかげんに決めたわけじゃない。
受かる可能性が限りなくゼロに近くても第一志望受けたい、というのが本人の希望。母もそれを支持する。
受験のアレコレに疎い夫ですら
「?ひとつ私学受かってるから第一志望受けたらいいやん。なんでアカンの?」と言う。
親子の意見は一致し、第一志望を貫く事を決めた。

数日後、出願用の調査書を申請しに登校した。申請用紙に書かれた第一志望校を見た担任はひとこと彼に言ったそうだ。
「受からんぞ?!」

………。

はぁぁぁぁぁぁぁ?
仮にも教育者が、ほぼ無理だけど第一志望を貫きたいと言っている生徒にかける言葉なのか?自分の勧めた学校を受けない事がそんなに気に入らないのか?

確かにこれまでの懇談でのその教師の言動を思い返せばそりゃまあ手厳しいものばかりだった。国公立進学コースにあってなかなか本気で勉強する気を見せない、自習の会にもあまり参加しない彼に苛立つ気持ちは親にもあった。厳しく言われても仕方ないとその時は思っていたが、成績不良なのにコース変更するとも言わない彼の事は気に入らなかったのだろうな、と思う。だってこの子がいても『実績』には貢献出来なさそうだし。彼が担任をあまり快く思っていなかったのはつまりそういう事だと今になって理解した。

入学直後くらいの説明会で
「京大に何人合格させる、とかには拘っていない」それぞれの希望に沿った進路選択をさせる的な事を言っていた、と記憶している。
ウソやん。
彼の希望は『自宅から通学範囲内の●●専攻』なんだよね。そりゃ行けるなら国公立の方がいい。けど地方でもいいとは一言も言ってない。

これまでいい学校だと思っていた。高校を選ぶのに数校見学もしたし、この選択は間違っていないと思っていた。しかし子供が考え抜いた選択を応援できない、こんな学校に3年も学費を払っていたのか。情けない、と思うと同時にふつふつと怒りが沸き起こる。

珍しく温厚なお兄さんも怒りをあらわにしていた。こんな事は本当に珍しい。学校に抗議してやろうかと思ったがやめた。結局ダメだったら「ホレ見たことか!」と言われかねない。黙ってやる事といえばひとつ。

『勉強』

ただそんだけ。

やるぞー!

おー!

やるぞーーーー!!!

おーーーーーー!!!

担任への信頼も信用も完全に崩れ落ちた今、合言葉は
『奴を見返す!!💢』ただこれだけだ。

少しでも可能性が残っているのなら親としては全力で応援したい。
出来る事なら合格して「誰が受からんって言ったん?」って目の前で言ってやりたい。
ダメだったとしても頑張って最後まで戦い抜いてほしい。
ただ、そんだけ。
だってここで終わりじゃない。大学院でそっちを目指すという選択肢もあるんだから。

【後日】
隔週で一緒にお昼ご飯を食べる、子育て終了組のママさん方に上記の一連の事を洗いざらい喋っていた。

「それは第一志望受けるべき!」
「学校側がおかしい!」

全員意見が一致した。やっぱり親はそう思うよね。


# by kamkim22 | 2020-02-15 14:22 | クラスでビリの高校生が大学受験する話?
11月に入った。

お兄さんの高校でも私大進学コースは指定校推薦で進学を決めている子も続々らしい。但し「全然興味のない学部だけど」と言ってる知人もいるとかなんとか。全然興味のない私立大学に4年行かれた挙句学費を出す親の気持ち、如何なものか。私だったらそんなとこなら行かなくてヨロシイ、と言い切ってしまいそうだがな。

お兄さんのクラスは国公立コースなため指定校は関係ない。周りが遊んでいてもひたすら勉強する日々なのだ。しかし、特に彼のようなおバカさんになると国公立一本で行くにはあまりにリスクが大きい。共通テストとやらを受けたくない者達がこぞって合格を目指す今回の大学受験、なんとか私学でも引っかかっていただきたい(但し私としてはどこでもOKというわけじゃない)。

というわけで公募制推薦なんだな。

お兄の目指す学部はそうそうあっちこっちにあるわけでなく、推薦入試を行なっている大学も限られる。理系でありながら理科の苦手な彼にとって数学と得意な英語で受けられる入試は貴重。かねてから考えていた二校が学校からのお勧めもあったので出願を決定した。
これも塾からは「そんなとこ勧めるか?!」と怒りに打ち震えたいくらいのFランも安全パイとして提案されていたが無視した。たとえ他で全敗したって行かせる気のない大学など受験料が無駄。キチンと大学としての役割を果たしてくれるとこしか行かせる気がない。

今回の大学受験の最大の難所はセンター最終年であるため世間の動向が掴めないこと。超難関国公立大学を狙えるレベルだけれど、国公立しか考えてない子達は安全圏を押さえにくるのではないかと言われている。そりゃそうだよね。新テストは更に読めない。英語の民間試験はひとまず延期となったものの一部記述を取り入れた新テストはいまだに問題山積なのにあんまり光が見えてこない(足切りの判定からは除外される動きがあるが)。となれば浪人してでも、というのはおのずと選択肢から外れていく。賢い子が中堅校を押さえにくるとその下の層は更にその下を押さえにくる。そしたらお兄さんみたいなアホの子は全国的に行ける所を検索するのか大学以外の道を選ぶのか、になってくる。頼むから賢い子は賢いトコを受けてくれよ、と思うのだがこればっかりはどうにもならない。とりま公募制推薦入試でひとまず一つでも押さえておきたい。

前述の二校の受験日は連続しているため出願期間もほぼ同じ。さすがのアホのお兄さんも学校への調査書や推薦書の依頼に関して迅速に行動した。片方の学校で自己推薦書が必要だったがなんとか書き上げ出願する。
出願も去年のお嬢以来だが、二校ともネット出願、クレカ決済可能であることに驚く。調査書は郵送しなきゃいけないけど、写真ですらデータで送ればよいのだという。そりゃまぁそうすれば学校側もデータ化する手間もないし手書きより格段に楽。自分自身の大学受験からは30年近く経っているのだから進歩もするわな。

出願をしたので過去問も現在頑張って解いて…いるはず。
出願状況を見れば二校とも前年比増えている。どれだけ人が増えようとも結局合格点を取るだけ、なんだけど過去問がどれくらい解けているのかよくわからない。私は初めて知ったんだが、赤本には配点が載っていない(公表されてない)。8割正解しても8割の得点になってるかはわからんわけやな。うわ、キツ…。

全ては己との戦いなわけで、それに打ち勝ってこないと仕方ない。お嬢の中学受験では親として最大限サポートしたつもりだが、今回はホンマにお金を出すことと食事面くらいしか出来ない。中学受験と同じレベルのサポートは出来ないし多分必要ない。もう、本人が頑張るだけだから。

推薦入試、出願しましたのこと。_e0366202_06535077.jpg
というわけで物理が得意という羨ましい設定がある葵ちゃん(ツキウタ)の画像を貼っとく。
公募制推薦入試まであと数日!

# by kamkim22 | 2019-11-20 06:52 | クラスでビリの高校生が大学受験する話?
えーと、まずうちのお兄さんの事を振り返ってみる。

小学校→たいして勉強はしていない。塾に行かずくもん(三教科)だけ。すこぶる良い、という訳ではないが学校の授業やテストに苦労している様子はない。

中学1〜2年→相変わらず大して勉強してない。くもんは英数の二教科に変更、真面目にやっている様子もないのに修了テストは謎の好成績で毎度合格する。1年生最初の中間テスト後から現在の塾に入塾。学校の成績は数学が突出している以外は押し並べて平均的。

中学3年→数学に関しては謎の意欲を見せ3年間ずっと評価は5段階の5。他の主要教科もそこそこ、副教科は平均的。公立トップ校に行くには成績が足りず、本人の勉強に対する意欲もそれほど高くないものの「大学には行きたい」と言う。中堅公立校で放置されるくらいならそこそこ面倒見の良い私立に行った方が大学進学にはよいだろうと判断、私学の特進コースを専願する。

高校1年→くもんはなかなか通えなくなり一教科ずつ減らした結果途中退会。演劇部に入り、仮面ライダーの話が出来る友達も出来て順調な高校生活(勉強以外は)。

高校2年→クラス替えの際何がどう作用したのか成績上位クラスに残ってしまう。が、同時にコースの厳しさに耐えかねた数名が脱落したため見事クラスでビリの地位を確立する。

高校3年(ここまで)→特にやる気も見せないまま夏休み半分まで過ぎる。夏休みの懇談で6月の模試が史上最悪の結果である事を告げられ「全国探せばどこか行けるところはあるかも」等と担任から投げやりな言葉を浴びせられる。それでも大学に行きたいと半ば無理やり宣言させられる形で以降の猛勉強を誓う。

懇談から2か月半過ぎた。あれ以来彼の前ではテレビは御法度となり野球の結果すら新聞で知るだけである。
朝は5時半に起床し6時半過ぎには登校して7時過ぎに自習室に入る、というサイクルが基本的に続いている。
当然5時半起床ですぐ朝食にしようと思ったらそれまでに支度しないといけないので母の起床は4時になった。
今まで彼が行っていた洗濯物を干すのもお嬢へと引き継がれた。
家族総出の協力態勢だ。
とりあえず真面目に自習に通っている…かのように思えた。

「お兄、もう帰ってきた!」
夏休み後半、お嬢からLINE。塾があってももう少し遅くまで残れる筈なのに早すぎる。なので事情を聞いてみれば
「やろうと思っていた問題集を持って行き忘れた」
「自習室に入るために必要な生徒証が前日の雨で濡れたので部屋で乾かしていたら持っていくのを忘れた」
マヌケな言い訳ばかりである。
それなりに意識して自習室に向かうようになったのだけは進歩だが。

夏休み中の懇談で数学と理科の問題集を二周やる、と誓った筈だがそれも達成されなかった。本人曰く努力目標であったとのこと。そもそも『出来る』とも思っておらず、何がなんでもやり遂げようとの意思もなかったようだ。


…あれ?

話がちょっと違う気がする…。


いつまでに仕上げる気なのか、その次の勉強にはいつから入れるのか。少し気合いを入れ直すように言うと夏休み終了から二週間後にようやく二周目は達成された(と本人は言う)。
その後はセンターの過去問を週に一年分のペースでやるように指示を受けた。
やり始めた、と本人は言う。

ある日、平日に有休で家にいるとメールが入った。
『センターの受験料払い込みに行ってきて!』
後で聞けば翌日迄に払い込んで学校から一斉に出願する予定だったのだという。そんなもん絶対前日に言われる筈もないのだが、彼を含めクラスの4分の1近くがまだ払い込み出来ていなかったのだとか。そのへんのスケジュール管理の甘さもセンターに対する意識の甘さが出ちゃいないか?

そしてまたある日。事件は起きた。

靴下が足りない、と本人は言っていた。いやいや洗濯に出してないのがあるんじゃね?と母は思っていた。
在室している時に入ろうとするともれなく拒否されるので学校に行っている間、洗濯物だけ回収しようかと部屋に入った。

靴下も出てくるがそれ以上に床が見えないレベルで散らかっている。床に散乱した書類やテキスト類を一箇所に集めると今度は近所の書店の青いビニール袋、飲み終えたペットボトルがやたら目につく。明らかな不要品であるそれらを掻き集めると少し見えてきた床にあるものを発見した。

10月初め、近所の書店のレシート。文庫本一冊御購入。

この時期にまだラノベを読む余裕がおありだと思っているのか?頭おかしいのか?軽く憤りを感じていたが、次の瞬間新たなブツを発見する。

前述のレシートの前週、同じ書店で文庫本二冊御購入のレシート。

レシートを処分して証拠隠滅をはからないあたりがバカなのかアホなのか。結局数分の間に数枚のレシートが発見された。いずれも夏の懇談以降の日付。文庫本を購入している。

…どういうこと?

よしんば死に物狂いで勉強していてかなりストレスがかかっているから息抜きの為に一冊、とか言うならまだなんとか納得できる(かと言って容認出来るのは一冊だが)。彼の現状を鑑みるにどう考えても死に物狂いとは程遠い。本人そこまで必死になることに疑問すら抱いているようだ。

いやいや。

まず考えてみよう。夏休み前の模試。まあまあ得意だった筈の数学で得点率3%という阿鼻叫喚の結果を叩き出し、担任が頭を抱え親も本人も呆然とした、そして逆襲を誓ったのではなかったのか。そりゃまぁ、以前よりは勉強量は増えたと思う。が、あくまで自分基準でのこと。世間、特に彼のクラスなどは他の子がよく勉強しているのでそこを基準にしたらそれほど多くはない。

加えて問題は勉強法。参考程度になれば、と思い契約した某動画授業のサイトが夏前にはメインの勉強法になっていた。母が何度言っても自分のやり方を崩さない。その上覗こうとすると慌てて画面を隠す、サイトから送られてくるメールには『◯月◯日の動画視聴時間1分』などと、まずちゃんと動画見てるのかどうかすらも怪しい。

「動画授業ばかり見ていても時間の無駄。演習量を増やすべし」

学校でも塾でももれなく言われる。言われた直後は控えていた動画授業も最近また増えてきた。どうやら過去問を解いても元々の実力がないので解けない。だからわからなかった部分の動画を見ている、との弁解なのだがそれだけ沢山見ているということはそれだけ理解もしていないってことだよな?
奴がタブレットを取り出すたびにイライラだけが募るが、伸び悩む自分自身をどうしていいかわからない現状もあるんだろうな、とは思う。とはいえセンターまで3か月切ってますからな。もはやガムシャラに必死のパッチにやってくれないと。

で、レシート達を発見したあと言葉で叱ると感情的になってよろしくないので冷静に文書を作成した↓。
嫌がらせ甚だしいw
受験生とラノベと怒れる母。_e0366202_06501666.jpg


# by kamkim22 | 2019-10-29 06:47 | クラスでビリの高校生が大学受験する話?
地元中学より早めに夏休みが終了し、その日から6時間授業なので休みムードなどはまったく引きずらずに一学期の後期に突入したお嬢さま。
学校再開していきなり『休み明けテスト』なるものも行われた。
夏休み中、部活の先輩達とお出かけしたりお楽しみもあったが基本的には酷暑の中を出て行くような事はせず、家で宿題をしたり高校野球を見たり、それでも存分には楽しんだ模様だ。
勿論、『休み明けテスト』の対策も万全だったらしく、それなりの点数は取っていらっしゃる。
夏休みを挟もうとぬかりはない。

かといって周りも同じペースであるわけがなく、同じだけの休みを経て同じテストを受けても半分程度しか取れない、再テストになる、という子も頻発しているという。
なんでだろう、と思う。
同じ難易度の入試問題を突破してきたから当然同じくらい勉強してきた子たち、の筈だ(程度の違いはあれど)。
そして小学校レベルでは最上位にいた子たちの集団である。
お嬢なんかは受験勉強の中で完全にやり方と習慣が身についたので中学に入ってからも毎週出される幾多の課題をキチンとこなし、ちょっとしたテストにも手を抜かずに勉強していく。
通学時間の差は各々あれど、お嬢だってテレビの前でひたすらゴロゴロしている時もあるしそんなにダラけてていいのか?と思う時もある。
ただ折角『出来る』状態で入ってきた子たちがやらなくなってしまうのは勿体ない気がする。
まぁ私だってどっちかというと『やらない』子だったのでそっち側の気持ちはわからなくもないが。

夏休みが終わってお嬢の学年から人数が減った。
どこでボタンの掛け違えが起こったのかはわからないが、しばらく休んだ末のことであるらしい。
公立なので定員人数ピッタリしか入学出来ない。
紛れもなく厳しい入試を勝ち抜き、文字通り勝ち組の状態でやってきたはず。
お嬢の小学校の友達も女子は全滅した。
中には私立のかなり高偏差値の学校に進学した子もいる。
そんな子でも合格を得られなかった学校に(問題との相性もあるかも、だが)選ばれて入ってきたのだ。
周囲から羨望と賞賛を浴びて希望に満ち溢れてやって来た筈だ。
学校の雰囲気が合わない、思ったより通学がしんどかった、とか様々な理由が複合してのことであろうとは思う。
学校というか学年やクラスの雰囲気は入ってみないとわからないし、その事情も本人にしかわからない。
どちらかというとハキハキ主張するタイプの、どちらかというと女子の方が多い学校となるとちょっとおとなしめの男子はしんどいらしい。
割合的に考えるとお兄1人に対してお嬢が家に2人いるようなもの。
「そりゃキツイ!」(兄談)
確かにそう思う。
授業参観なんかでもみんなモジモジしていない。
「意見がある人?」
「「「はーーーい!!」」」(複数挙手)
地元の、ごくごく一般的な公立中学とはちょっと違う。
ほぼみんな前のめりだ。
一方で通学圏が広い、日々の課題は多い。
夕方の電車には同じ制服の子達が大きなカバンを抱えてひしめいている。
地元の学校並の通学時間のお嬢はともかく、1時間近くかけて通学してるなんて子もザラにいる。
ほんの数ヶ月前まで地元の徒歩圏内の小学校に通っていた子達が長い時間をかけ交通機関を乗り継ぎ大きな荷物で毎日毎日通ってくるのだ。
しかも同じ小学校から、というのが殆どいない。
お嬢の小学校から本人含め3名、なんてのは多い方。
小学校から1人だけ、というのが殆どだ。
お嬢がもう1つラッキーだったのは通っていた塾の合格率が高いということもある。
同じ小学校、同じ塾の友達が各クラスに数人いる、というのは初めての環境では心強い。
まぁ、お嬢に関してはハイレベル陽キャなので入学して一週間もすれば沢山友達を作ってきたが、世の中がみんなそんなではない。

勿論、私学に行ったって同じことが言える。
保育園からのお友達だった男の子は登校に小一時間かかる私学に小学校から一人、お嬢の親友も電車とバスを乗り継いで一人で私学だ。
馴染めるか馴染めないかも重要だが、馴染めないうえに通学に時間がかかれば精神的な負担は計り知れない。
だってまだ半年ほど前まではランドセル背負ってた子達だよ。

よくよく考えるとお兄の高校でも1、2年の間に徐々に人数が減っていった。
他のコースに移った子だけでなく辞めていった(らしい)子も。
お兄みたいにクラス断トツのアホでも通学時間は短いし、朗らかに生きていける性格なら多少勉強がキツくてもやっていけるのかもしれないが。
昔と違って中学も高校もオープンキャンパスなんかが盛んだし、そういうので実物を見てそこを選んで来たはずの子達がリタイアしていく状況になるのは切ない。
お嬢のように中学なら地元に行き先もあるが高校となるとそうもいかない。
お兄だっていくつかの高校を見て回ったが、彼が候補に挙げていた私学の施設はどこもそんなに大きな違いはなく最終的な決め手は『近い』ことだった。
同じくらいのレベルでも進学実績が上、という学校もあった。
それでもそこを選ばなかったのは一度行くだけでも苦痛に感じる遠さがネックとなった。
毎日通う本人はもちろん、懇談だ学校行事だ何だと親だって呼ばれるんだから。

あと4か月ほどで中学受験の時期となる。
高校受験ならある程度本人の主張が発揮されるが中学受験は比較的親主導の割合が高くなると思われる。
偏差値や進学実績は志望校を決める上で重要な要素になるかもしれない。
記念受験とかならともかく行く気があって受験するのであれば、行けるのかどうか(通い続けることが苦痛にならない距離か)と何があっても行きたいかどうかの意思は必ず確認しておいてほしい、と思う。
『絶対に行きたい』と言い続けていたお嬢は今も目を輝かせて通学している。
課題なんかが過酷でも、弱音を吐くことはない。
自分で選び、自分で勝ち取った環境だから。
みんなが憧れる学校に行ければ親も誇らしい。
が、そこで通い続けられないのは何より本人が心配だ。
転校していった子も高校受験では自分に最適な学校を見つけられるように願ってやまない。
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# by kamkim22 | 2019-09-26 12:00 | おかーさんのつぶやき
地獄のような個人懇談を終え、さすがのお兄さんも神妙な面持ちになった。
しかし学校の自習室に開室時間から入りますと言ったものの懇談翌日からお盆の休校期間に入ってしまった。
1週間丸々学校はない。
どうしますかね?

「そりゃ、アンタがちゃんと勉強するんならご飯の最中だってテレビつけないで我々も協力しますけど?」

初めての懇談を体験した父も頷く。
それから彼の前では一切テレビは見ていない。
せいぜい台風情報くらいだ。

無論プロ野球も。
普段、休憩だなんだと自室から出てきてはちょっとテレビをつけ
「この回だけ!」
なんて言いながら結局1時間テレビの前、なんて事も少なくなかった。
塾に行ってるのに「試合速報のメールを入れてくれ」とか毎度のように言われていたし、塾から帰ってきても試合が終わっていなければまたテレビの前だった。
しかしもう、そんなことが許されるはずも無い。
阪神が優勝しようと最下位だろうと入試に一切関係ない。
あれだけ封印を渋っていた仮面ライダーも同じく。

懇談翌日の日曜は模試だったが、月曜から1週間はお嬢と2人で学校閉鎖期間。
学校が休みに入っているからと言って緩く過ごしていては再開してからもキチンと生活出来るわけがない。
どうするのかと思っていたが忠実に6時に起床する。
彼が一手に引き受けていた洗濯物を干す事もお嬢に引き継がれた。
テレビも見ずに無駄に休憩もせずに、やっているよね?
昔からお兄の監視担当のお嬢にLINEで報告を求めるが
『なんか部屋にはおるけど』
勉強しているのかしていないのか、曖昧なこと。

数日経った頃、リビングに置いていたタブレットが消えていた。
お嬢も宿題に使いたいのに、と不満そう。
タブレットでの動画授業は勉強している気になっているだけ、とあれだけ言われたのに。
結局その事でまた父を激怒させてしまう。
怒られた事で少し気合いも入り直したのかその後はタブレットを持ち込むこともない。
盆休み期間最後の土日もきっちり6時には起きて7時過ぎから机に向かう。
寧ろお嬢の方がダラダラ寝ていたくらいだ。

お盆休みの週が明け、学校での補習の日々が再開した。
週明けお嬢からLINEで報告。
『兄、帰ってきた』
塾がある時間までは自習室で勉強するとの誓いを立てたハズ。
だいたい6時半からの事が多いから遅くとも5時過ぎに学校を出れば十分間に合う。
なのに帰宅時間は3時半、5時、そして3日目は昼12時過ぎ。
流石に12時過ぎは早すぎるだろ?おかしいだろ?どういう事?!
『持っていく問題集を間違えた』
んなアホな言い訳あるかい!

更にその次は塾が休みの日。
誰もが自習室閉室の8時までは残って勉強するのだと思っていた。
夜7時にメール
『集中力が切れてしまったので帰ります』
何だと?!
たまたま最近父の帰宅も早い。

「こないだ言ってた事と違うけどどういうこと?!💢」

日頃温厚な父が厳しく言う方が効くらしい(笑)
以前に比べたらそりゃ格段に勉強量は増えている。
…が、そもそも周りが勉強するクラスにいて周りは殆ど本気モードで勉強し始めていたのだからゼロどころかマイナススタートなのだ。
もはや人並みで追いつけるハズがない。
コレで少しでも模試なんかで成果が出だすと乗っていけるのかと思うが、とにかくそれを確認する時間的な余裕がかなり少ない。
それでもやれる、と信じたい…。
そして受験生は目覚めたのか。_e0366202_06270274.jpg

# by kamkim22 | 2019-09-03 06:36 | クラスでビリの高校生が大学受験する話?