高校一年生、誕生日の試練。

お兄が高校に合格したらゲームソフトを1本買ってあげましょう、という約束をしていた。

8月は彼の誕生月。
誕生日に更にゲームソフトを、という話にいつの間にかなっていた。

高校合格の分は約束してたからともかく、誕生日にもなんてそんな甘い話を簡単に母が許すと思うなよ。
…などと思いつつもソフトを2本買った。

しかし買ったけれども1本は与えない。
惨憺たる状況だった1学期の成績を改善する、という気持ちがなかなか見えてこないのに娯楽だけを与えてもらおうとする態度が気に食わない。

そこで与えていない1本を開放するのに条件をつけた。
『誕生日までに学校の自習室に3回』

毎日のように夏期講習の後塾の自習室に残っているお嬢から見たら簡単すぎる課題だ。
だが、塾でも学校でも必要最低限の事が終わったらすぐさま家に帰りたい、必要以上に家から出たくないお兄には結構な試練。

学校の補習、部活、塾の夏期講習、その合間を縫って自習室に行かなければ誕生日までに3回も行くことはできない。
夏期講習も部活のない日にねじ込まれているので、本当に行く気がなければ到底無理だ。

妹は昼までの夏期講習の後、自主的に自習室に籠り、尚且つ兼部している部活の練習にも参加し、学校の宿題もそれなりに進めているらしい。
兄もそれなりにやらねばなるめーよ。

「行ってこい」と言えば反発する。
母も少し考えた。

「土日でも弁当欲しかったら作るし早めに言ってね〜」
まぁ、なんか考えとく、みたいな答えを繰り返していたが、そんな中私の母、つまりは彼の祖母から誕生祝いに図書カードが送られてくる。
額面は五千円。
「そういえばクリスマスに貰った三千円の図書カードもまだあったね〜。二枚あれば相当ラノベ買えるね〜。」

彼の目の色が変わる。
登校日でない日にわざわざ登校するような子ではなかったが、日曜の自習室に出かけていった。
翌日もちょっとした時間に自習室へ。
3回の誕生日の試練は瞬く間に達成してしまった。

ただこれで図書カード二枚も貰えるほど母は甘くない。
というわけで今度は三千円図書カードの試練に突入(笑)
そんな簡単な事で勉強するなら図書カード沢山仕入れてくるのに。



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by kamkim22 | 2017-08-04 20:01 | うちのお子さんたち | Comments(0)