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理系私大生(兄)と公立中高一貫中3(妹)と腐れヲタの母。今日ものほほんと生きてます。

by ota_haha

小学6年生女子×3人。

京都の小学生には年始に大文字駅伝なるイベントがある。
先日はその予選会があるとのこと。
お嬢は走る方はアレなので選手には選ばれていないが、選手以外も応援に行く。
しかし、『用事がある人は先に帰っていいよー(但しお迎え必須)』というライトな行事。
その日はちょうど塾のある日。
「この日お迎えでな!」
しれっと決定事項で告げられた。
まぁ職場から近いからいいけど。

で、「ついでにMちゃんも一緒に帰りたいって」だと。
先生と先方の親御さんに連絡がいっているのであれば1人一緒に連れ帰るくらいは造作ない。
寧ろお嬢よりしっかりしてるしな!

ところが直前になって状況が変わる。
「Mちゃんはもう少し長く応援してたいみたいやから、Kさんと一緒で」
誰でもいいけどキチンと連絡はしといて。

当日現地に行く。
「Sちゃんも一緒で」
まぁ1人追加でも2人追加でも大差ない。
しかしいいのか、そんな簡単に決めて?
親には伝わってるんだろうな?
結局お嬢に加えて2人を連れて帰る事になる。

現地からは一度乗り換えを挟んでの電車で45分程。
その後の予定を加味して「3時15分くらいにこっちを出たい」とのオーダーだったので3時前には到着してた母は待たせていただく事にする。

駅伝、なので10人ほどランナーがいるらしい。
池の周りを一周するコース。
母が到着した頃には二走目のランナーが行ってすぐだった。
人数の少ない学校で目ぼしい選手も例年いないので本戦進出を果たしたことはない。
お嬢も来る前は「休んだらアカンの?」と言っていたが思った以上にエキサイトして応援していた。
そりゃ50人程の学年で6年間過ごしてきて、知らん子がおらんからね。

お時間がやってきたので女子3人を連れてコース沿いに駅へ向かう。
道すがら他校の応援団の前を通る。
突如その中のひとりとハイタッチを交わす。
何?何?
「あぁ、塾で一緒なん」
あちこちから来る塾に行ってるだけあって交友関係広い。
更に行くと後ろから次のランナーがやってきた。
保育園の時から一緒だった女の子。
「◯◯ちゃん頑張って〜!」と3人が大声を張り上げる。

駅までの道は結構あった。
ひたすら3人娘のお喋りはやまない。
「こんな道来たっけ?」
「来たよ〜あの建物見ながら来たもん」
「来る時あの辺にオッサンおったし」
何の変哲もない田舎道みたいなとこを歩いてるだけなのに、まぁよくもペラペラと。

駅に着く。
出発間近の電車が停車していた。
慌てなくても始発の駅。
だが、1人が「電車止まってる!」と声を上げる。
それに合わせて2人も走り出す。
連れて帰るというお役目がある以上全員をキチンと乗車させなければならないし、かと言って自分自身も置いていかれるわけにはいかない。
こっちは40半ばだぞ。
心で愚痴りながら彼女らに置いていかれないように走る。

待てば空いた電車にラクラク乗れるのに、出発直前に飛び込んだ電車はあまり座席は空いていない。
既に送り迎えの為に会場の公園を長いこと歩くわ、走らされるわ、で母は疲労困憊。
普段は空いていてもあまり座る事のない優先座席に腰をおろした。
向かいの優先席にはお連れ2人が座り、お嬢は向かいの吊革にぷらぷらぶら下がって更なるお喋りタイムが始まる。

てか、コイツら子供料金のくせに空いてるからって優先座んなよ、と国江田さんのように心で悪態をついてみる。
が、数駅後にはその席にはご老人が座っていた。
その前でベラベラ喋り続けるが、最低限の常識はあるようで良かった。

難関は下車駅。
母は毎日通勤しているから慣れっこだが、乗降時の混雑っぷりは地元の公立小学校に通う彼女らではあまり経験しない事態だ。
油断すると降りそびれてしまう。
1人も置いていくわけにはいかないので引率としては気を使う。
声のでかいお嬢を先頭にし「降りまーす」と叫ばせつつ、なんとか人の波に飲まれないように降車させる。
次いで連れの2人、母。
1人は怪我で腕を吊っている状態だったので更に気をつかったが、無事に最大の難関をクリアした。

あとは乗り換えて数駅。
ここからなら放っておいても帰れるところだが。
その時点で3時55分。
また1人が声を上げる。
「4時までに帰りたいんだけど?」
はぁ?💢
自分たちで所要時間と帰宅したい時間を考慮した挙句3時15分に向こうを出たんだろうが。
乗り換え駅の券売機に走り出すと残りの2人も走り出す。
母は定期があるので見失わない程度に後を追う。
残念ながら直近の電車は56分。
切符を買ってなくてももとより間に合わない。
次の電車は10分後。
最寄りの駅に到着した時は当然4時は過ぎていた。
お嬢はともかく後の2人が其々の予定に間に合ったのかは知らんけど責任は果たした。
6年生。女子。
もっと賢いって思ってたけどな。
すげー疲れた。

by kamkim22 | 2018-10-28 11:30 | うちのお子さんたち